SOHO確定申告ガイド

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2019年1月11日 更新

導入前準備編

思い立ったら吉日。

それじゃあうちも、今年はイータックスで申告してみようかな。

しかしちょと待ってください。

一応利用には事前準備があり、それら準備が整っていない方は申告手続きが出来ません。

というわけで今回は前準備編。

なお、現在もう既に確定申告時期真っ最中の方は、ひょっとしたら今期の確定申告期限までに間に合わないかもしれませんので、その辺りは予めお含み置き等のほどを。。(もし間に合わなかった場合には、今期は今迄通りの申告方法か、紙での申告になります)

それと当サイトでは、最終的にe-Taxで所得税の確定申告を行う事を目的として解説を行っておりますので、その辺りも一応予めお含みおきを。

<<本頁INDEX>>

  • 1. マイナンバーカード(個人番号カード)
  • 2. ICカードリーダライタ
  • 3. ID&パスワード(一時措置) スマートフォンから申告を行う方、もしくはマイナンバーカードをお持ちでない方等。

マイナンバーカード

先ず、居住地を管轄する(ご自分の住民票がある所)市区町村役場にて、「個人番号カード」というものを発行してもらいます。

いわゆるマイナンバーカード。

こんなんです。

ちなみに、マイナンバー制度が発足した際に「通知カード」といった、マイナンバー(個人番号)だけが入っているカードが交付されているかと思いますが、

これはマイナンバーカード(個人番号カード)では御座いません。

予めご注意を。

マイナンバーカードは申請者のみにしか発行されません。(対し通知カードは、対象者全員に自動配布されているものです)

個人番号カードにはICチップが搭載されており、中には身分を証明する個人情報がプレインストール。

公的個人認証サービスに基づく電子証明書としても使用出来るので、

電子申告には欠かせない便利なカードです。

※ 他にも利用可能な電子証明書はありますが、高いお金がかかりますし また一般の方には先ず不要と言っていいほどの代物ですので、個人の方だとこの個人番号カード一択になるでしょう。
※ 過去に住民基本台帳カードというものがありましたが、現在は廃止されております。(機能的にはほぼ同じモノです) また現在保有している方でも、最新の有効期限をもって使えなくなりますので、いずれにしても昨今では個人番号カードの取得は必須とお考えください。

 発行手続き

取得はそう難しくありません。

また取得費用はかかりません。(過去の発行履歴や地域によって異なる可能性あり)

1. まず申請手続きを行います。

「通知カード」に添え付されている申請書を使用し、ご自分の住民票が登録されている市区町村役場へ郵送するか、(顔写真が必要です)

スマホやPC端末を使って申請するか、(顔写真が必要です)

お住まいの市区町村役場のマイナポータル端末を使って申請するか、(顔写真は現地で撮影可能です)

申請対応の証明写真機から申請するか、、(街中でよく見るアレ)

おおよそこの4択になるでしょう。

参考: 申請手続き概要 (マイナンバー・ポータル)

2. 数日〜1ヶ月前後で、「交付通知書」が自宅へ郵送されますので、その通知書を持って所定の役所まで出向きます。(有効期限有り。注意)

なおその際、現在手持ちの「通知カード」、(原則これは回収されます)

それから本人確認書類、

2種類の暗証番号が必要になりますので、(番号は4ケタの暗証番号と、電子証明用の16ケタほどの番号の2種必要ですので、予め決めて行かれることを推奨)

お忘れモノのないように。

参考: 受取り手続き概要 (マイナンバー・ポータル)

と、これだけです。

交付まで少々時間がかかるのさえ注意していれば、他はそれほど難しい部分はないかと思われます。

申告時期など、申込が増える時期には1ヶ月以上時間がかかることも御座います。


2019年現在、マイナンバーカード普及までの緊急措置として、カードを持っていなくても申告することが可能となっております。(これについては後述)

但し、これはあくまでひとつの経過措置にしか過ぎませんので、またカードはいずれ必須となることとなっておりますので、(2019年現在)

いずれにしてもカードの取得は必須事項とお考え願います。

補足 /////
カードをe-Taxで使用するためには、予め公的個人認証サービス配布の ”利用者クライアントソフト” が必要になります。 必要に応じお使いの端末へダウンロード&インストールするなどして こちらも事前準備のひとつとして各自ご対応など願います。

※ 関連: 公的個人認証サービス・利用者クライアントソフト (公的個人認証サービス・ポータル)

ICカードリーダライタ

そして電子証明書となるマイナンバーカードの読み取り装置です。

これがなければカードに格納されている個人情報が取り出せず、申告手続きに署名が出来ませんので〜

これも必須アイテム。

但し、ご購入の際には、、 マイナンバーカードの読み取りに対応している機種かどうかを十分ご確認の上、ご選択を願います。

古い機種など、一部のものは対応しておらず、もちろんそれらは使用できませんので要注意! (旧・住民基本台帳カード対応のものであっても、マイナンバーカードに対応しているとは限りません。その辺りも予めご注意願います

ちなみに私は、リーダライタの定番とも言える ”SONY製のパソリ” を使用しております。
参考: リーダライタ対応情報等 (公的個人認証サービス・ポータル)


NFCを搭載するスマートフォンを、これらカードリーダライタの代わりとしても使えます。(もちろんこちらにも読み取り可否の対応の有無は御座います)

参考: マイナンバーカード対応スマホ情報等 (公的個人認証サービス・ポータル)

但し、特定のアプリをインストールするなど、またBluetoothでPCと接続するなど少々面倒な部分もありますし、

またこういった端末は突発的なトラブルに見舞われることも考慮しておかねばならず、(普段持ち歩くものですから)

まあ私の個人的には、ここはやはり専用のリーダライタを一台保有しておくのが ”吉” かと思われます。

 
 2019年現在、スマホから確定申告できるサービスが開始されておりますが、

 ただ例えマイナンバーカード読み取り可能なスマートフォンでも、現在ではその機能を使ってスマホから確定申告を行うことは出来ませんので、(マイナンバーカードを使用しての申告) その辺りは予めご注意願います。(⇒ スマホからの申請は、現在はまだID方式のみとなっております


2019年現在、ICカードリーダライタをお持ちでなくとも、特定のIDを取得することにより電子申告が可能となっております。

但し、これはあくまでひとつの経過措置にしか過ぎませんので、(普及が進むまでの一時的措置)

いずれにしても、いずれリーダライタの取得は必須事項とお考え願います。

補足 /////
カードとリーダライタが揃ったら、一度 ”有効性の確認” などで、システムの稼働状況をチェックするなどしておきましょう。 稀にリーダライタの使用にドライバのインストールが必要となったり、またICカードの読み取り不良でシステムが上手く作動していないこともあり、、 とにかく本番で ”使えない” 事態が発生しないように、これらも事前準備のひとつとしてお含みおきを。

※ 関連: 有効性の確認方法 (公的個人認証サービス・ポータル)

ID&パスワード

電子申告には、基本的に上記2つがあれば事前準備OKです。

※ 上記2つ揃っている方、かつPC申告の方は以下不要です。
※ スマホ申告の方は、上記有無に関係なく、以下こちらのものが必須です。(2019年現在)

ただ場合によっては、いずれか一つしか揃わないとか〜 また初申告などで全く準備が揃っていない・・ という方もいらっしゃるのでは?

それから2019年からスマホ申告が始まりましたが、ただ、今現在こちらではまだマイナンバーカードを使っての申告が出来ませんので、、

こういった方等のために、今現在では一時措置的に ”IDとパスワード” 発行による申告方式がラインナップされており、

ここではその取得方法について触れておきますね ^^

 取得方法

1. 運転免許証など本人確認書類を持参の上、最寄りの税務署へ出向きます。(所轄署でなくとも問題ありません。ただ対面でのお手続きが必要ですので、平日等税務署の開いている時間帯に伺ってください)

これだけです。

対面での書面のやりとりがあるので実地へ行く手間は御座いますが、

行くことが出来ればかなり簡単に済むでしょう。

※ なお、このID&パスワード方式での申告は、国税庁提供の”確定申告書作成コーナー”からの申告にしか対応しておりませんので、その点は予めご留意願います。

 
 こちら方式によるものはあくまで一時的な措置によるものです。 いずれはマイナンバーカード方式へ統一される予定ですので、その点もお含みおきを。(タイミングがあれば、マイナンバーカードだけでも追々取得されておくことを推奨)

とまあこんな感じで、以上参考なれば幸いです。

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