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未払金(未払い金)

読み方

みばらいきん。

概要

販売を目的としない物品を 「後払い」「ツケ」で購入した時の、未払い額に対応する勘定科目。 また水道光熱費などの債務 (支払義務)確定後の後日支払いパターンでも。

該当する主な対象

物品をクレジットカード払いとかショッピングローン(お店の信販系分割払い)とかで購入した場合。 「ツケ」で購入した物品、口座引落し分、その他未払いの給与など。

注意点

・「未払金」勘定は、販売を目的としない物品を購入などした場合にのみ限ります。 商品や製品材料など、販売を目的とした物品の購入(仕入れ)は 「買掛金」勘定を用います。

・債務が確定していないものに関しては含みません。

・クレジットカード決済はもちろん 「未払金」だが、信販会社系のクレジット(自動車ローンなど)も 「未払金」に該当します。 但し、銀行等で借入をした自動車ローンに限っては 「未払金」ではなく 「借入金」になる事にご留意を。

 関連参考 「ローン/クレジット

・賞与(ボーナス)につきましては、予め所轄の税務署窓口などでのご相談を m(_ _)m
(※ 賞与は給与とはやや異なり、基本、支給日においての費用化が一般的であると考えられておりますが、もちろん例外も考えられ、、 ただその例外につきましては〜 事業者の定める就業規則 (算出根拠)? や支給のタイミング、その他そのボーナスの意味合い等によっても色々と考え方からして随分と異なる場合もあると そう耳目する部分も多いですから。。 ちなみに、支給予定日の到来をもっても未払いとなってしまう経営 & 会計上致し方ないケースにおきましては、その支給日に 「未払金」勘定を用いるのは全く問題ないかと)

・継続的な役務サービス中(途中)の、債務発生しないままでの年度を超える未払い勘定は〜 「⇒ 未払費用」で。 (つまり、請求が立っていない債務が確定していない通信費とか水道光熱費とか)

・継続的な役務に対する費用は(毎月の通信費とか水道光熱費とか)、一貫性を厳守する事により 請求時にあえて未払金を立てなくとも支払い時の経費化でも問題ありません。 → 詳細

 尚、これら 「未払金」の概要や注意点に関しましては、、
未払費用との違い」 こちらも合わせご参照下さい m(_ _)m

消費税の課税取扱い(区分) 

対象外

仕訳例(仕分け例)

  → 必要経費についてアレコレ。 また仕訳をする上での基本事項、注意事項など

@事務用品をクレジットカード決済で購入した(事業用カード)

借方 貸方 摘要
消耗品費 10,000円 未払金 10,000円 事務用品Aの購入

A事業用の預金口座から、クレジットカードの利用料金が引き落としされた。

借方 貸方 摘要
未払金 50,000円 普通預金 50,000円 カード引落し
 
 これら 「未払金」の仕訳に関しましては、「未払費用」こちらも合わせご参照下さい m(_ _)m (給与の未払金に関する例を紹介しております) また通信費や水道光熱費といった固定費に関する見解については 「必要経費と一貫性」こちらにて。

以上参考までに。
(※ なお、これら仕訳例、及び勘定科目各概要は主に個人事業者を対象としたものとお考え下さい(一応当サイトでは、法人仕訳等には触れておりません)。 また上記例は一般的なごく一例です。 それと消費税に関しては税込経理としての仕訳としております)

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個人事業でよく使われる勘定科目を仕訳例とともに一覧にしてみました(個人事業向け)。
負債の部。主な勘定科目

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