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   【 事業の用に供した日 】
   (2013年3月 更新)

   税務や会計のお勉強をしていると、必ず目にする 「事業の用に供した日」という言葉。
   国税庁のホームページを見ても所得税関連の解釈等を見ても、かなり頻繁に出てきますよね〜。

   まあ何となく想像出来ますが・・・
   「事業の用に供した日事業の用途として使い始めた日」 という意味です。
   この言葉。 何でこんなによく目にするのか・・・
   (※ 「業務の用に供した日」と書かれている場合もありますが、これも同意とお考え下さい ^^)

   それは、税務上でかなり重要な計上基準となるからです。

   例えば 「自動車」。
   自動車を購入された時には、購入日から納車されるまで日数が掛かりますよね〜。
   もし、購入日を減価償却の開始日・・・として会計処理してしまい、税務署に見つかってしまうと。。。
   (※ つまり、購入日が5月であれば、その5月を基点として、当期の減価償却費を 5・6・7・8・9・
      10・11・12月の8ヵ月分とした会計処理とか)

   もちろん! チャン○ラ・トリオのハリセン級のツッコミが待っています。
   (※ 購入日に車両代の全額を支払った場合もです)

   何故なら!
   購入日や支払日は 「事業の用に供した日」ではないからです!
   (※ 購入日や支払日は、あくまで そのモノを購入するために金銭を支払っただけの日です)

   もし 購入日が5月で、納車日が3ヵ月後の8月であった場合には、
   最低でも! 納車日以降に経費算入処理 (8月から減価償却を始める)されていなければ、間違
   いなくハリセンの標的(修正申告 & 追加納税)です。
   (※ ここらあたりは、よく税務調査の対象とされる場合もあるようですので〜 要注意ですよ ^^)

   また、その納車日から、直ぐにその車両を使い始めない場合にも要注意。

   何故なら〜
   納車だけされていて使っていなければ、「事業の用に供した」とはならないからなんですね〜 ^^

   この辺り、予め十分にご注意くださいな m(_ _)m
   (※ 納車日は、あくまでその自動車を取得した日として、減価償却資産勘定で・・・ ただ 「資産
      計上」するだけの会計に留まり、それら資産の経費計上 (減価償却)は、実際にその資産の
      事業の用に供した日を起点にして、減価償却していく流れになるでしょう。
      (↑ 尚、資産計上の段階では・・・
         その額はまだ1円たりとも必要経費へ算入されておりません))

   ちなみに〜 この辺りの細かい点。
   (※ 納車日とか 使い始めた日とか・・・)

   そこまで細かく分かんないんじゃな〜 い??? と、決して思う事なかれ! です。

   税務署職員さんの手にかかれば〜 この辺りは、
   「ツッコミ」どころ満載、ホコリもバンバン出し放題! の、力量の見せ所ポイントとも言えるそうで、

   その一部を例に出してみると・・・

   ガソリンの給油明細や自動車保険(任意保険)の加入日などを調べたり、
   その他諸々周辺環境の整い具合や。。。 もにょもにょごちょごちょ○△□#”+*〜=!@・・・
   と、こんな具合だそうですので、

   「事業の用に供した日」。
   バッチリと頭に叩き込んでおきましょう〜 ^o^)ノ
   (※ つまりは・・・ その購入した何かを 「事業用として使われて初めて」、その事業用の経費と
      して認めます! といった観点のもと制定されている規則・ルール。 というわけ


   ちなみに・・・
   上記例におきましては、「自動車」という資産と、その減価償却の関係で解説させて頂きましたが、
   ただ〜 それら規則は、何も大きな資産の減価償却だけでなく、小さく細かな 「消耗品」などに関し
   ても、それらと同じことが言え、またそれらが適用されなければなりません。

   しかし〜 まあそうはと言っても、実際には。。。
   ほとんどの方は、小さく細かな消耗品等は、いちいち事業の用に供した日に経費計上するのでは
   なく、購入日に経費計上するような仕訳をなさっているかと思われます。

                 (↓ こんな感じ。 消耗品の購入時 (買入時)において)
借方 貸方
 消耗品費  現金

   また、多くの世に出回っている書籍などでも、
   そういった仕訳方法が一般的な例として紹介され、また推奨されております。
   (※ つまり、購入時に 「消耗品費」等として、即 必要経費化するような仕訳)

   それは何故なのか。。。
   それは〜 こういった仕訳に関しましては、

   企業会計原則の 「重要性の原則」によって、それらが認められているからなんですね〜 ^^
   つまり ”特例” を適用している・・・ というわけ。
   (※ 特例 = 正規な簿記でなくとも、簡便な簿記でもOK! といった特例)

   ちなみに〜 上記消耗品を、本来の簿記 「正規の簿記」によって仕訳するならば・・・
   (※ 特例を適用しないで仕訳)

                 (↓ 先ずはこんな感じ。 消耗品の購入時 (買入時))
借方 貸方
 貯蔵品  現金

                 (↓ で、次はこんな感じ。 消耗品を使った日)
借方 貸方
 消耗品費  貯蔵品

   と、こんな感じになろうかと。

   但し、まあ一応は〜
   これら ”特例” あるものの・・・
   やはり、会計基準の本則ルールでは〜 後者の 「正規の簿記」が本式となっておりますので、

   もし、その消耗品が 「重要性に乏しいもの」として判断されなかった場合には、
   前者の特例仕訳は 「NG」で、 後者の正規の簿記による仕訳が 「OK」と、そうなります事は〜
   予めご留意頂きたく思います。

   以上、余談までに ^^



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