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開業費

読み方

かいぎょうひ。

概要

開業前の準備活動に要した費用。

該当する主な対象

開業前に支出した 「接待交際費」、「ガソリン代」、「旅費交通費」、「光熱費」、「家賃」、「賃金」、「消耗品費」、「備品」、「電話代」 、、など。 (※ 家賃や光熱費など 経常的な費用に対する支出は、個人事業者のみ認められているようです)

注意点

原則は 「開業準備に係る費用」です。 開業後に使用するような備品や消耗品、販売目的の商品の仕入れなどは 「開業費」に該当しません。 これらの支出は、それぞれ開業日において 「消耗品費」、「仕入高」勘定で計上仕訳を行って下さいね〜 ^^

・開業前に購入した減価償却資産は 「開業費」にはなりません。 業務に従事した日(事業の用に供した日)から適切な減価償却が必要になります。

・開業費は開業初年度において計上される繰延資産です。 よって開業の翌年度以降になって計上する事は出来ませんので、開業初年度分の確定申告を済ませる前には十分なチェックをしておいて下さい ^-^)ノ (計上忘れ等の更正の請求は可能ですが、ただチェックがかなり厳しくなると思われます(額によっては税務調査の対象となりえる可能性だって。。))

 開業費勘定等について詳しくは、、 「開業費・開業資金」をご参照下さい m(_ _)m

・個人事業には法人のような 「創立費」がありませんので、開業費については、個人事業と法人では色々と異なる部分があります。 混同しすぎないように〜 ^^)/

消費税の課税区分 

課税。 (もちろん取引した物品の課税区分に順ずる)

仕訳例(仕分け例)

開業日において、開業前の準備活動に支出した費用を 「開業費」へ計上した。 (準備活動中に支払った代金は、個人のお財布からの支出)

借方 貸方 摘要
開業費 350,000円 事業主借 350,000円 開業費の計上

以上参考までに。
(※ なお、これら仕訳例、及び勘定科目各概要は主に個人事業者を対象としたものとお考え下さい(一応当サイトでは、法人仕訳等には触れておりません)。 また上記例は一般的なごく一例です。 それと消費税に関しては税込経理としての仕訳となります)

テーマ
勘定科目辞書

個人事業でよく使われる勘定科目を仕訳例とともに一覧にしてみました(個人事業向け)。
資産の部。主な勘定科目

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