SOHO確定申告ガイド

TOP PAGE > 夫婦の税金知識 >

月8万円のポイント

家族従業員への給与(専従者給与)でよく言われるのが・・・ 「月々8万円」。

月八(つきはち)。 ゲッパー。

これは?

専従者給与とは?

事業主(家族)が営む個人事業に従事する、いわゆる家族従業員への給料の事です。

 関連: 専従者給与

ゼロ・ゼロ節税ポイント

月々8万円

これは、専従者給与の、ある意味「壁」でもある節税ポイントなんですね〜 ^^

※ 税務署にとっても、個人事業のお決まり的数値のようです。 いわゆる鉄板。

「月々8万円」、年間にすれば96万円。

鋭い方ならもうお気づきかもしれませんが、、

所得税】 収入96万円 − 給与所得控除65万円 − 基礎控除38万円 = 給与所得 0円

住民税】 収入96万円 − 給与所得控除65万円 = 31万円 < 非課税限度額 35万円 (計算について詳しくは前ページを ^^)

所得税0円 & 住民税0円 ポイントですね〜!

もう少し追求すれば「83,000円」かもしれませんが、

語呂良し、縁起良しで8万円なのかな〜? ^^  (8は末広がり・・・と言う事で ^^)

ちなみに、国民健康保険の保険料が「住民税」基準(所得割額)の市区町村であれば、国民健康保険の金額にまで影響しますね〜!

注意事項

前ページ”103万円の壁”編でも少々触れておりますが・・・

例えば、ご主人が個人事業の事業主で、奥様が家族従業員として専従者給与を貰っている場合には、その専従者給与の額が例え1円であっても〜 ご主人の確定申告で、奥様は「配偶者控除」の対象にはなれません。

配偶者へ給与を支払っている事業主さんは、間違っても配偶者さんを「配偶者控除」の対象としてしまわないように〜 ^-^)ノ

※ その他親族に対応する 「扶養控除」も同じ考えです。

以上、少しでも皆様のお役に立てますと幸いです m(_ _)m

テーマ
夫婦の税金知識

世の中・無知は損だらけ。トクする人は知っている・・
テーマ INDEX

(C) 佐田会計 確定申告会