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(2018年12月5日)

個人所得税の納税証明書は、e-Taxからの請求がオトク!!!

<<本頁INDEX>>

  • 1. 所得税の納税証明書というもの
  • 2. e-Tax、オンライン請求がお得
  • 3. もちろんe-Taxなら、自宅に居ながら取得完結も
  • 4. ちなみに、一応各請求方法を比較まとめしておきました(e-Tax以外も含む)

所得税の納税証明書というもの

 個人事業者(自営業者)の方が住宅ローンを利用される時、ローン審査においてほぼ必須と言えよう必要書類「個人所得税の納税証明書」。

 で、この納税証明書は〜
所轄の税務署にて請求すれば簡単に取得可能な書類なんですが、
https://www.nta.go.jp/taxes/nozei/nozei-shomei/01.htm (国税庁HPより)

 ところで!この納税証明書。 実は・・・

e-Tax、オンライン請求がお得

 所轄の窓口に行って直接請求するよりも、自宅に居ながら 「e-Tax」を利用しての請求の方が、(いわゆるオンライン請求) 手数料がそこそこお得だったりもします。(もちろん事前届出など、e-Taxを利用出来る環境がある場合には限られますが)

 ちなみにどのくらいお得なのかと言いますと・・・

 窓口直接請求に比べ、(窓口直接請求 = 窓口係職員へ請求する)

 e-Tax請求からだと証明書1枚につき30円もお得で、

 例えば、
3期分の納税証明書が必要だとして、さらに、それぞれの「その1」「その2」が必要だとしたら、、窓口直接請求なら1税目/年 当たり(1項目の証明当たり)400円なので〜 トータル2,400円。 (2015年現在)(1期目(年度)のその1、その2。 2期目のその1とその2。 三期目のその1とその2。 → 合計6項目の証明。 ちなみに証明書は、その1とその2のみに分けられ交付されますので、1項目当たりの証明につき1枚の証明書交付、、 とはなりません)

 意外な出費です。

 しかし同じ条件にて、
e-Tax請求なら1項目当たり370円なので〜 しめて2,220円。 (2015年現在)

 まあどちらにしても意外な出費ですが、節約度はそこそこ高いかと。

もちろんe-Taxなら、自宅に居ながら取得完結も

 さらに! e-Taxに加え
ペイジーとかネットバンキングからの電子納付が可能であれば、(別途電子証明書とICカードリーダライタも必要)納税証明書はダウンロード取得する事も可能ですので、実質、家(部屋)から一歩も出ないで済ますことも可能。 (証明書の取得完結)

 なので。。 片や
わざわざ時間とガソリンを費やして税務署窓口へ行って請求するのと比べると〜ここでも大きな差が出ようかと。

 というわけで!
個人事業者(自営業者)の方で個人所得税の納税証明書の請求が必要な方は!!!ぜひとも e-Taxからの請求を ^-^)ノ (なお加えて言っておくならば、ダウンロードだと同じファイルを無限に複製する事も出来るので、同じ内容のものが複数必要となる場合には ここでもよりかなりの費用削減になるでしょう

 ※ 但し、ダウンロードにて取得できる納税証明は ”電子データ” となりますので、そのデータをプリントアウトしたものは原則 原本として取り扱いする事は出来ないものとお考え下さい(プリントアウトしたものは、いわゆる複製コピーという位置づけとお考え下さい)。 なのでもしダウンロード取得される場合には、提出先機関がそういった電子データでの受取りを可としているか、もしくはプリントアウトしたものでも問題ないかどうかをご確認されました上でのお手続きを。

 ちなみにもしダウンロードでの証明書提出が難しいようであれば、やや時間は掛かりますが(別途郵送料も)、、 郵送での請求も可能ですので(e-Taxから請求し、郵送で紙の証明書を届けてもらう)、またもしどうしても急ぎであれば、e-Taxからの請求を経て税務署での窓口受付といった方法も御座いますので(もちろん手数料はe-Tax請求の場合と同じ)、そういった方法に代えてのご取得をご検討下さい。

ちなみに、一応各請求方法を比較まとめしておきました

 ちなみにe-Tax請求はお得、、 という事は伝わったかと思われますが、
しかし付随しいくつかの証明書の取得方法も出てきて、何だかよく分からん、、 といった方もいらっしゃろうかと思われますので、e-Taxでの請求を含め、一応可能な方法を全てまとめ かつ比較してみました。 ぜひ加えご参考などにされて頂ければ幸いです。

 @ e-Tax請求 → 証明書ダウンロード(全てネットで完結)

 最も安価に早く取得できる方法(ただ最速とは限りません)。 また同じものが複数必要な場合には、ダウンロードしたファイルを複製すれば原本が無現に増やせますので、証明書が複数必要な場合においてのコストパフォーマンスにも優れる。 但し、e-Taxの利用環境に加え(e-Tax利用可能時間(国税庁HP)にも注意)、電子証明書やICカードリーダライタ(電子証明書)、それから電子納税(ペイジーやネットバンキング)が可能な環境が必要。 またダウンロード出来る原本は ”電子データ” のみに限られるので、電子データのまま提出、もしくはプリントアウト提出(データのプリントアウト)が不可とされる場合には全く使えず これら予め。 ちなみに、データのダウンロードもe-Tax利用可能時間内に限られるという点にもご注意のほどを(保存したファイルは除く)。

 コストパフォーマンス:  
 スピード:  ◎
 土日祝:  
×
 手数料清算:  
電子納付
 e-Tax環境:  
必要
 電子証明書:  
必要
 証明書:  
電子データ

 A e-Tax請求 → 書面で郵送してもらう

 手数料はe-Tax価格のまま〜 書類だけ郵送してもらう方法。 ダウンロード方式では不可とされる場合の最善代替手段。 但し、証明書は通常一般的な ”紙” での書面となるので、同じモノが複数必要な場合には必要数分の手数料が必須。 加え郵送に必要な相当手数料の負担も必須。 もちろんe-Taxの利用環境に加え(利用可能時間にも注意)、電子証明書やICカードリーダライタ(電子証明書)、それから電子納税(ペイジーやネットバンキング)が可能な環境も必要。 (それと届くまである程度時間がかかるという点にもご留意願います)

 コストパフォーマンス:  ○
 スピード:  
×
 土日祝:  ×
 手数料清算:  
電子納付
 e-Tax環境:  
必要
 電子証明書:  
必要
 証明書:  紙(書面)

 B e-Tax請求 → 書面は窓口受取り

 手数料はe-Tax価格のまま〜 書類は税務署の窓口にて受け取る方法。 紙での証明書が必要であり、かつ急ぎの場合に一番有効となろう手段。 またこの場合は電子証明書、及びICカードリーダライタは必要としませんので、やや手軽的な面も(予め申請しておくことになるので、窓口に付いたらあまり待たずに受け取れるという面も)。 但し、請求手続きの時間帯などによっては即日受取りが困難な場合もあるでしょう(土日祝・夜間など税務署の営業時間外では受取り不可な点にもご注意を)。 また最低限e-Tax環境が必要な事も予め(利用可能時間にも注意。 なお、支払いは窓口での現金清算、もしくは相当分の収入印紙となり、受取り時には所定の身分証明書(国税庁HP)が必要です)。 もちろん同じ証明書が複数必要な場合は枚数分の手数料が必要です。

 コストパフォーマンス:  △
 スピード:  ◎
 土日祝:  ×
 手数料清算:  現金、収入印紙
 e-Tax環境:  
必要
 電子証明書:  不要
 証明書:  紙(書面)

 C 窓口にてe-Tax請求 → 書面も窓口受取り(裏技)

 税務署の窓口でe-Tax請求をして、そのまま窓口にて書面を受け取る方法(手数料もe-Tax価格)。 上記Bの方法を税務署の窓口でやっちゃおう!という方法で、自宅PCの調子が悪い時などに役立とうかと。。 ただ待ち時間はある程度必要という事と(また全てにおいて税務署の営業時間に左右される事にも注意)、もちろん窓口に端末があり、使用が可能な署に限られます事は予め。 また利用者識別番号とその暗証番号も必須となりますので予め。 ちなみにその他おおよその概要はBに同じとお考え下さい。

 コストパフォーマンス:  △
 スピード:  ◎
 土日祝:  ×
 手数料清算:  現金、収入印紙
 e-Tax環境:  
必要
 電子証明書:  不要
 証明書:  紙(書面)

 D 窓口請求 → 窓口受取り

 e-Tax環境が無い場合の最もポピュラーな手段。 スピードも早い。 予め納税証明書交付請求書(国税庁PDFファイル)を書いておいて持参する事も可能。 もちろん手数料は通常料金で、営業時間にも予めご注意ください。 身分証明書(国税庁HP)や一応認印なんかも忘れずに。 ちなみにもしe-Tax環境があっても、あえてこの方法を選ぶことも可能です。

 コストパフォーマンス:  ×
 スピード:  ◎
 土日祝:  ×
 手数料清算:  現金、収入印紙
 e-Tax環境:  不要
 電子証明書:  不要
 証明書:  紙(書面)

 E 郵送請求 → 書面も郵送受取り

 同じくe-Tax環境が無い場合、こちらは郵送にて請求し(納税証明書交付請求書(国税庁PDFファイル)という書面を郵送)、証明書を郵送にて受け取る方法。 もちろん手数料は通常の料金であり、また切手を貼った返信用封筒やら手数料分の収入印紙やらも同封して送らなければならず、しかも手数料などの計算も完全セルフ、、 といった具合なので、まあこの手段はよほどのことがない限りあまり用はないかと(土日・夜間しか動ける時間がないとか)。 (加え、最も時間がかかる手段でもあります) 一応メリットは税務署まで出向かなくてもいい、、 といったくらいのものかな。 ちなみにこの方法も、もしe-Tax環境があっても選ぶことは可能です。

 コストパフォーマンス:  △
 スピード:  
×
 土日祝:  

 手数料清算:  
収入印紙のみ
 e-Tax環境:  不要
 電子証明書:  不要
 証明書:  紙(書面)

 と、おおよそこんな感じでしょうか。
一応その他にも方法はないこともないんですが、ただそこまで触れちゃうとあまりにも蛇足っぽくなってしまうので、一応この度はこの辺りまでに。

 以上、参考などまでに。

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