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    ソフトウェア開発事業
    (そふとうぇあかいはつじぎょう)

   特別に多い業種・・・というわけではありませんが、
   SOHO系の業種の一例として、ソフトウェア開発業の記帳ポイントや仕訳の注意点などを取り
   上げておきたいと思います ^^
   (2008年11月 更新)


   【 ソフトウェア開発事業 】
   開発から仕上がりまで長期に及ぶソフトウェア、マスター(原本)を開発後、大量に複製して製
   品化するソフトウェア、取引先や顧客からのオーダー専門で請け負って制作するソフトウェア・
   ・・など、ソフトウェア開発と言っても本当に多種多様です。


   < 請負制作型 >
   先ず、取引先からの注文により制作するソフトウェアは・・・、
   業種? で言う 「請負業」という形になりますので、ソフトウェアが完成して顧客に引き渡した
   時点(納品時)が
売上高の計上日になります。

   
   「売上高」の計上が完成して引き渡した時点・・・という事は、ソフトウェアの制作に要した費用
   も売上げに対応させないといけない事になりますね〜。

   つまり・・・、
   当期においてソフトウェアの制作依頼を受け、製品の完成 & 引き渡しが次期(来年度)にな
   った場合には、当期において支出した該当ソフトウェアの制作費用(原価)は、次期において
   はじめて売上原価(必要経費)となる・・・という事です ^^

   もうちょっと分かりやすく例えると・・・、
   該当ソフトウェアを制作する為に 当期で支払った「外注費」、「人件費」、「家賃・光熱費(必
   要に応じて按分)」の経費(制作費用)は、当期では必要経費にはならず、ソフトウェアが完
   成して納品した売上げの日(次期)において必要経費となるわけです ^^

   受注から完成納期まで年度をまたぐ場合には、十分に気を付けておきましょう〜 \(^o^)ノ

       参考までに ・・・ 「請負業について(別窓) (必読事項も有り


   < 生産量販型 >
   ソフトウェアの自社開発・外注開発を問わず、ソフトウェアの市販・量販を目的としたソフトウェ
   ア開発事業は、かなり? ちょっと? 複雑です・・・。
   近年はソフトウェアの多様化により、開発環境や用途の状況に応じた適切な会計処理が出来
   ていないケースも多いそうです。

   ソフトウェアの制作過程で発生する費用は、外注費や人件費、各種経費や原材料費などの
   「制作費(取得価額)」と、「研究開発費」に分けて考える必要があります。
   ソフトウェア制作に要した費用が10万円以上※1の場合には、原則 制作費を取得価額とす
   る無形固定資産として取扱い、事業の用に供した時点から 償却期間3年※2減価償却
   を行う必要があります。
    ※1 ・・・ 減価償却資産の基準。(10万円未満は一括経費でOK)
    ※2 ・・・ 販売を目的としない自社使用のソフトウェアは5年。

   また、ソフトウェアの制作に関連する費用でも、ソフトウェアのマスター(原本)を製品化(記録
   メディアやパッケージングなど)する為に支出した費用や原材料は、「製品」の製造と同じ要
   領で 「仕入高」勘定の経理処理を行います(棚卸資産)。

   「研究開発費」に該当する部分については、ソフトウェアの制作費(取得価額)に含めず、支出
   (発生)した時の費用として計上し 当期の必要経費で処理する事が出来ます。
   (※ 費用を計上する勘定科目は 適切な箇所であれば問題ないですが、何処にも属さないと
      思われる費用であれば、新しく 「研究開発費」等の科目を作成してもいいでしょう。)


   
   研究開発費とは・・・、
   新しい製品についての設計・計画として、調査・探求により発見した新しい知識を具体化する
   までの費用です。

   なにーーー! 全然わからん!
   もっと具体的な例はないんかーーー!

   ・・・と、私も言いたい所なんですが、開発研究費についてはかなり不明確なんです・・・。

   例えば・・・、
   新しいゲームソフト(RPG)のプロジェクトを行うとしましょう〜。
   キャラクターのデザインや脚本、戦闘パターンやアイテム考案など、ゲームが出来上がるまで
   は大変長い道のりです。

   しかし、何が研究開発費に該当するのか・・・分かり難いですよね〜。
   もし前作の続編の「Part.U」を制作しているのならば、戦闘システムが全て変わったとしても、
   戦闘システムを考案した費用が研究開発費??? とは、考え難いですよね〜。
   新しいキャラクター? 新しいアイテム? 新しいストーリー? 新しいプログラミング?
   ここまで考えちゃうと、ゲームの制作費全てが研究開発費になってしまいそうです・・・。

   今までCD−ROMにて発売していたタイトルを、新しい試みとしてオンラインで・・・というなら
   ば、オンラインでゲームを配信する為の技術開発費については 「研究開発費」となりそうなん
   ですが、オンラインシステムの開発は、その企業にとって将来に渡って利益を発生させる費用
   となりそうなので、「開発費(繰延資産)」としての扱いになりそうですし・・・。

   私は、ソフトウェア開発の事業に従事しているわけではないので、製品になるまでの過程もイ
   マイチよく分かっていませんし・・・  く(^o^A”

   「制作費(減価償却)」と「研究開発費(一括経費)」・・・、
   同じ費用でも、一括経費と減価償却費では大きく税額の差が出てしまいますので、新しいソフ
   トウェアを開発する事業者の方は、ソフトウェア開発の過程が分かる資料を基に、最寄の税務
   相談施設などで必ず指示を仰いで下さいね〜。

   余談ですが・・・、
   色々と考えてみると、サイトからのダウンロード配布ソフトの場合には、ソフトをダウンロードさ
   れた瞬間に 「製品」となるわけですから、事実上では売上原価のない事業になりそうですね〜。
   (配布する為のホームページを販売管理費と考えた場合)



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