SOHO確定申告ガイド

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(2015年04月17日)

【e-Tax】 税務署へ送信済みな確定申告過去データ、及び決算書の再ダウンロード

 個人事業の方がマイホームを、、 と考え始めた場合、おそらく住宅ローンの審査で ”直近3期分の所得税の確定申告書と決算書をお願いします” となるでしょう。 で、ここで過去分の確定申告書のプリントアウトを持っていれば問題ないんですが、しかし意外と 「あれ?何処に置いたっけ?」 「そう言えばプリントアウトしてなかった!」 「ない!(紛失)」 ・・等、イザというこの時にかぎって手元にない見当たらない〜 という方も多いのでは?

 というわけで今回ネタは、そんな過去分の送信済み確定申告データ(所得税)、及び決算書の再取得方法について触れておこうかと。。
(※ ちなみに今回ネタは、先ずは過去データの再ダウンロード方法と、そのダウンロードしたデータを次にプリントアウトする方法の2編に分けて解説しております。 またこれらやり方の対象は、当該年度分(必要とする過去の年度分)の確定申告をe-Taxにて行っている方のみとなりますので、もし必要とする年度分が紙面申告の場合には、所轄の税務署へ直接ご相談願います(この場合は窓口申請しか方法がないので。。))

先ずはパソコンの中を今一度くまなく検索してみよう

 先ずプリントアウト分がなくとも、パソコンには申告時に即時ダウンロード(受信データの保存)が可能だったファイルが残っているかもしれません。 なのでどっかいっちゃった! と考える前に、パソコンの中をくまなく探してみましょう。

 ただくまなく探すといってもファイルひとつひとつチェックしていくわけでは御座いません。 パソコンのファイル検索システムを活用して探されてみて下さい。

 例えばウインドウズ7のパソコンであれば、画面左下にあるウインドウズマークのド○ゴンボールみたいなボタンを押すと(左クリック)現れるウインドウに、「プログラムとファイルの検索」という検索ボックスがあると思われますが、そのボックスに、、


画像引用: マイクロソフト Windows7より
 受信データ もしくは 所得税申告 と入力されてみて〜
「受信データ20150216111111111111.xtx」、もしくは「所得税申告20150216111111.xtx(所得税及び復興特別所得税申告20150216111111.xtx)」 こういった名前のファイルが出てこないか様子見されてみて下さい。 ちなみにファイルの拡張子(ファイル名の語尾)はいずれも ”.xtx” となっているもののみを対象とされて下さい。 (なお、上記ファイル名の数値はこちらで適当に当てはめているものなので、数値の部分までは同じものでなくともいいです)
 【補足】 平成25年度分の所得税からは、所得税申告 → 所得税及び復興特別所得税申告 となっております。

 いかがですか? 見つかりましたか?

 もしこういったファイルが見つかったなら〜 さらにもう一歩、数値の部分も見られてください。 実はこの数値の前8ケタの部分はそのデータの送信された時の日時となっており、(例えば、、 上記例のように ”20150216” となっていれば → 2015年(平成27年)2月16日に送信されたデータ といった感じ) という事は!? ここが20150216となっていれば2015年の確定申告時期に送信されたデータ → 2014年度(平成26年度)の確定申告データ という見方が出来ますので、つまりそこからさらに求める年度のものにも絞っていってみましょう。

 お望みのファイルが残りましたか?

 もしここで該当するファイルが残った場合には ここでの作業はもうこれ以上ありませんので、次なる ”プリントアウト編” へと進まれて下さい。
(※ なお、これらファイルには基本的に、確定申告書だけでなく もちろん決算書も添付送信していれば決算書データも含んでおります)
※ 但し、受信データ〜 .xtx といったファイルの方は、他の申告データ(消費税等)においても全く同じようなネーミングなので、もしプリントアウトされてみて所得税の申告書でなかった場合には、、 他の見込まれるファイルでも試し見られてみるか、また必要に応じここのページへ戻られデータの再入手などを

 で、もしこの作業を経てもファイルが残らなかった場合には、、
その保存時(当時)にファイル名を個別に変更してしまっているか、もしくは保存データが見当たらないかのどちらかだと思われますので、もし心当たりあればそのファイル名を思い出して今一度探されてみるか、もしくは以下の手順で送信データを再ダウンロードする方法へと進まれて下さい。

 なお、過去の申告データの再ダウンロード方法には何通りかありますが(ここではそのうちの3通りの方法を紹介)、ダウンロードするファイルは いずれかの方法で取得できるもののみでOKですので、どれか一つの方法で取得された場合には、改めて他の方法で取得する必要はありません。 またいずれの方法におきましても、原則、データの取得可能な時間は ”利用時間内(基本、平日の8:30〜 深夜0:00)” に限られておりますので、これらも一応予め(利用時間外にはデータの取得は出来ません)。

 それと--- いずれの方法においても、再取得できる過去データは データが送信された日よりおおよそ5年以内のモノのみとなっておりますので、まあ住宅ローン審査用であれば十分な期間かと思われますが、ただもしそれより以前のデータが必要な場合には、、 所轄の税務署などへご相談願います(一応取得を試みて印刷も出来なかった場合)。

e-Taxソフト(インストール版)からのダウンロード方法

 ちょっと利用されている方は少なくなって来たかな、、
しかしかなりe-Tax歴の長い方は 私も含めまだまだこのe-Taxソフトを活用していると思われますので、先ずはインストール版のe-Taxソフトからのダウンロード方法を。

 e-Taxソフト(インストール版) = パソコンへソフトをインストールして使うe-Taxソフト。 e-Tax開始初期頃にはCD-ROMで配布されていたe-Taxソフトで、現在はやや立ち位置が隠れ気味ではあるが 現在はe-Taxのポータルサイトからも取得可能となっております。 https://www.e-tax.nta.go.jp/download/e-taxSoftDownLoad.htm(国税庁HPより)

  ソフトアイコン((C)国税庁 利用者クライアントソフトより)

 やり方は実に簡単。

 先ずはe-Taxソフト(インストール版)を立ち上げ(起動)、メッセージボックスを開けて下さい。(なお、おおよそ当インストール版を使われている方は 当ソフトの使用方法もある程度ご存知かと思われますが、ちなみにちょっとここら辺分からない、、 といった方は、こちら他の申告においてのソフトの使い方例が参考になろうかと思われますので(はじめの方の起動方法と、最後の方のメッセージボックスの確認方法)、そちらを参考にメッセージボックスまで。。)


画像引用: 国税庁 利用者クライアントソフトより

 税務署へ送信され受付られた申告データのメッセージ等が格納されているはずです。

 で、この中から、、
当時送信したデータの 税務署からの ”受付完了” メッセージを探すのですが、(必要とする年度分の確定申告データをe-Tax送信した時、税務署から受付結果として返信されてきた通知メッセージ。 なお、お探しのメッセージが所得税確定申告にまつわるものであれば、メッセージのタイトル(手続名)も所得税申告などとなっているはずですので、メッセージ自体を探すことはそう難しくはないはず)

 ちなみにこの初期画面では、実質、ここへ格納されてから120日(約4ヶ月)以内のものしか出て来ませんので、おそらくほとんどの場合必要なメッセージは見当たらないと思われます。 なのでそんな時にはさらに、、 画面右下にある 「過去分表示」というボタンをクリック。


画像引用: 国税庁 利用者クライアントソフトより

 ここでは過去5年以内に格納されたメッセージが置かれていますので(直近4ヵ月分は除く)、ほぼ間違いなくここにあるかと思われます。

 【補足】 一応表向きには過去5年以内のモノのみとされておりますが、実際には過ぎているものでも一定期間内は表示されているようです。 但し、それら過ぎているものでもメッセージも表示出来たとしても、基本的には直近4-5期分くらいのデータしかプリントアウトする事は出来ませんので、もしそれ以上よりも以前のものが必要な場合は所轄の税務署へ直接ご相談願います(一応印刷を試みてダメだったら)。

 お目当てのメッセージがありましたら、一覧から 該当する欄をダブルクリック。

 メッセージの内容(詳細)が表示されたと思われます。(なお、もしそれが未開封メッセージだった場合には、また場合によっては、内容表示の前に 署名の証明書情報の確認画面などが出て来るかと思われますが、その場合には、出て来たポップアップ画面の下部 「OK」ボタンを押し先へ進まれて下さい)


画像引用: 国税庁 利用者クライアントソフトより

 こんな感じに ↑。(ちなみに、必要な申告データが所得税の確定申告、及び決算書データの場合には、上記フォームのようなメッセージになっていると思われます(平成25年度よりからは、種目は所得税及び復興特別所得税とかになっていると思われます))

 そしてそこからもう一歩、今度は画面下部に並ぶボタンの中から 「ダウンロード」というボタンをクリック。

 もうここまで来ればなんとなく勘付いて頂けるかと思いますが、
そう、ここでゲットできるファイルこそ 過去(当時)に税務署へ送信した電子申告データそのものの控え(今回目的とするデータ。 もちろん決算書も添付送信していれば決算書も含みます)。 後は分かりやすい任意のフォルダへ保存するか、保存先のフォルダを覚えておき忘れないように保存されて下さい。 (なおこの時、ファイル名は ”所得税申告〜 .xtx” もしくは ”所得税及び復興特別所得税申告〜 .xtx” といったものとなろうかと思われますが、出来ればこのファイル名は変更されない事をオススメします。 変更していなければ、今後もしまた万が一何処のフォルダに格納したか分からなくなってしまっても(保存した時のファイル名も分からなくても)、パソコンの中のファイル検索にて簡単に探し出すことが出来ますので。。)

 【補足】 ここで保存できるファイルは、後に説明しているe-Taxポータルサイトから入手できるファイル名(受信データ〜 .xtx)と異なりますが、しかしこれらファイルはどちらも同内容のものとなりますので、そこらあたりは気にされなくていいです。

 もちろん数期分のデータが必要な場合には、同じような手順で各必要数入手されて下さい。(完了後は、ソフトからログアウトして閉じてOK)

 いかがでしたでしょうか?

 なお、これら手順にてデータが入手出来れば、それを紙面へ印刷するために必要となる準備データはこれでOKです。 必要に応じ引き続き印刷編へとお進み下さい。 他にもダウンロード方法が御座いますが、いずれかひとつの方法でダウンロード出来ればそれでOKです。

e-Taxポータルサイトからのダウンロード方法

 引き続き今度はe-Taxポータルサイトからのダウンロード方法。 【→ e-Taxポータルサイト(国税庁HP)】

 ※ なお、e-Taxポータルサイトは2015年4月にリニューアルしており、当ページは旧画面よりの説明となっておりますが、ただ基本的な流れは変わっておりませんので一応これら予め。

 ポータルサイトを開いたら、そのページの中から ”メッセージボックスの確認” をクリック。


画像引用: 国税庁HPより

 使われている方も多いかと思われますが、まあいわゆる申告データの受信確認によく使われるサイト(システム)ですね。


画像引用: 国税庁HPより

 もちろん利用者識別番号(e-Tax利用時の16ケタの番号)と暗証番号(利用者識別番号の暗証番号)を入力し先へ(「実行」をクリック)。。

 メインメニューからは 「メッセージボックス一覧表示」をチョイス。


画像引用: 国税庁HPより

 過去のメッセージが一覧となって出て来ると思われますので、それら中から 当時、e-Taxから確定申告データを送信した時に、税務署から送られて来た 「受信完了」メッセージをチョイス(オープン)されて下さい(もちろん必要とする年度分、かつ申告内容(税目)にまつわるメッセージ)。 (なおそのメッセージを開くときには、表左端にある ○ボタンをクリックし ●チェックを入れ、一覧表下部にあります 「詳細表示」をクリック)


画像引用: 国税庁HPより

 ちなみにデフォルト(初期画面)で表示されているメッセージは、基本 直近4ヶ月くらいまでのものとなっておりますので、それ以上以前のモノが必要となる場合には メッセージ一覧画面下部の 「過去分表示」をクリックされ、直近4ヵ月分を除く過去5年分のメッセージ一覧の中からお探しください。 (なお直近4ヵ月分の一覧へ戻りたい時には、画面下部の 「直近分表示」を)

 【補足】 一応表向きには過去5年以内のモノのみとされておりますが、実際には過ぎているものでも一定期間内は表示されているようです。 但し、それら過ぎているものでもメッセージも表示出来たとしても、基本的には直近4-5期分くらいのデータしかプリントアウトする事は出来ませんので、もしそれ以上よりも以前のものが必要な場合は所轄の税務署へ直接ご相談願います(一応印刷を試みてダメだったら)。

 使い慣れている方にはお馴染みの画面かと思われますが、
もしその必要とするデータが所得税の過去確定申告書データ(決算書含む)であれば、


画像引用: 国税庁HPより

 こんな ↑ 画面(メール・メッセージ内容)になっているかと思われます。 (なお平成25年度よりからは、種目は所得税及び復興特別所得税とかになっていると思われます)

 で、後はもうバレバレかな?
そう、メッセージ中ほどにある 「受信データ(XML)」欄の 「ダウンロード」ボタンより取得できるデータファイルが 過去(当時)に税務署へ送信した電子申告データそのものの控え(今回目的とする過去データ。 もちろん決算書も添付送信していれば決算書も含みます)。 後は分かりやすい任意のフォルダへ保存するか、保存先のフォルダを覚えておき忘れないように保存されて下さい。 (なおこの時、ファイル名は ”受信データ〜 .xtx” といったものとなろうかと思われますが、出来ればこのファイル名は変更されない事をオススメします。 変更していなければ、今後もしまた万が一何処のフォルダに格納したか分からなくなってしまっても(保存した時のファイル名も分からなくても)、パソコンの中のファイル検索にて簡単に探し出すことが出来ますので。。)

 【補足】 ここで保存できるファイルは(受信データ〜 .xtx)、e-Taxソフト(インストール版)からダウンロード出来るファイル(所得税申告〜 .xtx等)とファイル名が若干異なりますが、ただ異なるのはファイル名のみで、実際の中身のデータは全く同じモノです。

 もちろん数期分のデータが必要な場合には、同じような手順で各必要数入手されて下さい。(完了後は、画面下部にある直近分表示(過去分を表示している場合のみ) → 戻る → 終了(ログアウト) の順で、システムからログアウトされ画面を閉じて下さい)

 いかがでしたでしょうか?

 なお、これもこれら手順にてデータが入手出来さえすれば、それを紙面へ印刷するために必要となる準備データはこれでOKです。 他にも色々とダウンロード方法が御座いますが、他は重複してダウンロードする必要はありません。 いずれかひとつの方法で出来ればそれでOKです。 後は必要に応じ引き続き印刷編へとお進み下さい。 

確定申告書等作成コーナーからのダウンロード方法

 最後に、これはお馴染みすぎる〜  確定申告書等作成コーナーからのダウンロード方法。
→ 確定申告書等作成コーナー(国税庁HP)】

 作成コーナーのトップ画面へ行きましたら、目指すは画面中ほどの 「メッセージボックス確認」。


画像引用: 国税庁HPより

 はい。 これまたお馴染みすぎる画面が。


画像引用: 国税庁HPより

 ただちなみに---
ここから以後の操作・手順・作業につきましては、上記 ”e-Taxポータルサイトからのダウンロード方法(メッセージボックスの確認)” に同じとなりますので、ココから先のデータ収集方法につきましてはそちら方法をご参照ください。 (システム自体が同じですから、概要・内容などについても全てにおいて同じとなります)

 以上、各ご参考などまでに。

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