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貸倒引当金

読み方

かしだおれひきあてきん。 食い倒れ挽き肉券ではありません。

概要

売掛金などの回収不能に備え、一部を前もって負債計上しておく為の勘定科目。

該当する主な対象

売掛金、貸付金、立替金、、 など。

注意点

・「引当金」とは、将来の出費や損失に備え、当期の経費へ計上しておこうー! というものです。 必要経費の前借り? とでも言いましょうか ^^;

・決算仕訳勘定です。 年度末にのみ取扱います。

青色申告者のみの特典です。

・引当金として計上する額は、回収不能と予想される金額を合理的に見積って算出します。 また事業の業種によって計上可能な額(限度額)が異なります(税法で決まっている)。 (合理的な見積りが出来る事、回収不能が確実に予測できる事が前提(相当の根拠がある

 
 貸倒金勘定の会計処理や判断については、必ず税務署等に相談されて下さい。 債権の状況によっては必要経費とならない場合もありますし、貸倒金勘定で処理する事が出来ない状況も考えられます。 当該自己判断での会計処理は絶対に避けておきましょう〜! (「貸倒引当金」は、使い方によって節税となる性格を持つ勘定科目なので、税務署も必要以上にチェックを入れてくるでしょうし)

 ※ 当該貸倒引当金はもちろんのこと、回収不能が確定した貸倒金そのものについても 関連する全てにおいての留意事項です。

消費税の課税取扱い(区分) 

対象外 (なお、貸し倒れ確定で貸倒引当金を売掛金へ振り替える場合には、売掛金に含まれる消費税は経理方式に沿って逆仕訳する事 → 消費税の含む債権等は控除調整(国税庁HP))

仕訳例(仕分け例)

決算において、貸倒引当金の見積り額を計上した。

借方 貸方 摘要
貸倒引当金繰入額 50,000円 貸倒引当金 50,000円  

 ※ 貸倒引当金繰入額とは、まあいわゆる必要経費。 販売管理費(経費)に属する勘定科目とお考え下さい。

 ※ 次期(翌年度)において売掛金の貸し倒れが発生した場合には(貸し倒れ確定)、「貸倒引当金」を売掛金へ振り替えます。 (「貸倒引当金」で足りない場合には、「貸倒損失販売管理費)」で補う形になります)

 ※ 決算時において前期(前年度)から繰り越されている 「貸倒引当金」がある場合には、当期で増加する分の差額分だけを追加計上するか(= 差額補充法)、前期計上分は 「貸倒引当金戻入収益の部)」といった勘定科目を用いて一旦貸倒引当金を全額振り戻し(決算仕訳)、当期における見積り額を新たに計上し直すか(= 洗替法(原則))、、 いずれかの仕訳が必要です。 ちなみに差額補充法で、増加ではなく減少する場合には、その差額分を 「貸倒引当金戻入(収益の部)」勘定にて振り戻す事になるでしょう(貸倒引当金を差額分減らす)。

以上参考までに。
(※ なお、これら仕訳例、及び勘定科目各概要は主に個人事業者を対象としたものとお考え下さい(一応当サイトでは、法人仕訳等には触れておりません)。 また上記例は一般的なごく一例です。 それと消費税に関しては税込経理としての仕訳としております)

テーマ
勘定科目辞書

個人事業でよく使われる勘定科目を仕訳例とともに一覧にしてみました(個人事業向け)。
負債の部。主な勘定科目

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