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(2019年6月5日更新)

2018年度、e-Taxでの確定申告手続き方法覚書。 B決算書・収支内訳書の作成(損益計算書)

前回までで取りあえずe-Tax利用の環境は整いました。

それではいよいよ申告書等の入力作成作業へまいりましょうか!


画像引用: 国税庁HPより

先ずは ”決算書” の作成から。

※ 作成対象は決算書と申告書の2種御座いますが、取りあえず決算書から先に入力すると 後々の申告書へ決算書のデータ反映が簡単に引き継げますので、私はまず決算書からの作成を推奨させて頂いております。(所得税の確定申告書からも作成できますが、どちらにしても始めの方に決算書の入力が必要ですし、またその場合画面操作がちょっとややこしくなりますので、、 いずれにしても決算書から手を付けられる方が私的にはオススメかな。。)

決算書の入力作成開始

前回から引き続き作業を進めている前提で、、

取りあえずここから話を再開させて頂きます。

もちろん選択肢は ”決算書・収支内訳書” を。

なんか旧式のような画面に。

もちろん ”作成開始” を。

色々と選択事項が現れますが、

e-Taxで確定申告される方 ⇒ e-Taxで送信する。

青色申告される方 ⇒ 青色申告決算書を作成する。

を各所選択、もしくは確認され、

入力終了(次へ)」へ。

ようやく入力本作業のところまでやって来ました。

ちなみに、一般的な事業収入での確定申告者は一番上段の ”(一般用)営業等所得がある方はこちら” からの入力作業を。

と! その前に!!

ここでようやくデータのセーブ画面が出てまいりました。

画面下部にあるこいつです。

取りあえずこれまでの入力作業の保存と、また作業を中断するなどして ここから再開できるようにしておくためにも〜

ここで一旦データのセーブ作業を行っておきましょう。

 ※ ここまでの作業で一度もセーブ画面がありませんでしたので、もしここまでで中断してしまった場合〜 またはじめからスタートするハメになってしまっておりましたが、ここで一旦データセーブ(保存)しておけば、もし作業を中断した場合でも セーブした時点から再開することが出来るように。。
 ※ もちろんこれまでの入力作業が予期せぬトラブルによって消失してしまわないためにも。

入力データの保存作業

データ保存はいたって簡単です。

入力データの保存ボタンから〜

データのダウンロード画面へ。

画面中央のデカい 「入力中のデータをダウンロードする」 をクリックし〜

保存(S) ⇒ 名前を付けて保存(A) で、任意のファイルなどへデータファイルをダウンロード(保存)するだけ。(ウインドウズのインターネットエクスプローラー11の場合)

 保存(S) ⇒ 保存(S) でもいいですが、予めパソコンで設定されていたデフォルトで保存されてしまうため、作業再開時のデータ読み込み時点でファイルの場所が分からず とても面倒なことになってしまうケースも多いですので、ここは 「名前を付けて保存(A)」 で、自身にて任意のフォルダなどへ保存される方がオススメ。

 ※ ファイルとかフォルダとかよく分からない人は、保存先を ”デスクトップ” にしておけば見失い難いです。参考までに。
 ※ ご利用のパソコン環境などによっては、ダウンロード後に ”ファイルを開きますか?” みたいな問いかけがポップアップする場合が御座いますが、作成コーナー上での読み込み以外でファイルを開いてしまうとデータ破損の恐れがありますので、こういった直接ファイルを開く行為は絶対にやらないようご注意を。(データファイルを開く時は、後記の保存データ読み込み手順のみで、それ以外では開かない事!

後は画面を ”< 戻る” で、

作業を続行される場合はそのまま先へ〜

もし作業を中断される方は・・


画像引用: 国税庁HPより

画面上部の ”トップ画面” という箇所にマウスオーバーし 下にプルダウンした ”トップ画面” をクリックしTOPページへ戻るか、(データクリアうんぬんというポップ画面が出ますが、そのままOKで問題ありません)

もしくはそのままブラウザを閉じてもOKです。

保存データの読み込み(中断していた入力作業の再開)

データ保存について解説したついでに、その保存データの取り出しについても触れておきましょうか。(作業中断からの入力再開)

保存データを利用して、中断していた作業を再開する場合には 作成コーナーTOPの ”保存データを利用して作成 >” から入ります。

途中で保存したデータを利用して ”作成再開” へ。

保存データの読み出し画面へ移りますので、

保存ファイル名横の ”参照” をクリックし、任意のファイルやフォルダから保存していたファイルを指定してやります。


画像引用: 国税庁HPより

ちなみにここで取り出すファイル名は任意で変更していたり、また作成の進捗状況で異なってきますが、

ファイルの拡張子(最後の部分)はいずれも ”.data” となっておりますので、

予めご留意のほどを。

開きたいデータファイルを指定したら


画像引用: 国税庁HPより

保存データ読込” をクリック。

読込したデータの作成時情報を確認し、

問題なければ ”作成再開” を。

 ※ 読み込んだデータの情報を利用して・・ といった項目も御座いますが、こちらは通常あまり使うことはないので、特に覚える必要はないでしょう。
 ※ 決算書入力と所得税確定申告書入力の双方行っており、”○年所得申告及び決算書等データ” というデータファイルの方は 「青色申告決算書・収支内訳書」と「所得税の確定申告書」の2つの作成再開ボタンが出ていると思いますが、この場合は作成途中(中断中)の方の作成再開ボタンをクリックし、先へ進まれてください。

作業を中断していたページ、もしくは前後するページが出てくると思います。

これで保存データの読み出しは完了です。

作業を再開されてください。

青色申告決算書(損益計算書)の入力再開

途中データ保存について触れましたので、解説が中断しておりました。

ここから解説も再開です。

農業所得や不動産所得がある人以外、通常は(一般用)からの入力作業になるでしょう。

入力する” をクリック。

 ※ 当サイトは(一般用)で解説しております。

おぉ・・ 何だか何処かで見たフォームですね。

これは損益計算書の入力画面。

お手元の自身の損益計算書を参考に、各細かく入力して行きます。

ちなみに、部分によっては空白のマスがなく、数値を直接入力出来ない箇所(欄)があると思われますが、(売上や減価償却費等の欄)(白い空白マスには直接数字を入力します)

この欄は 該当する科目がブルー文字のリンク文字になっておりますので、

その青い文字をクリックし 移動先のページで入力作業を行えば自動的に数字が反映するようになっております。


画像引用: 国税庁HPより

取りあえず ”売上(収入)金額(雑収入を含む)” の科目から入力して行きましょうか。

これもどこかで見覚えが・・

これも決算書の一枚。 ”月別売上(収入)金額及び仕入金額” の内容をそのまま入力してください。

入力が済み、確認も問題なければ 画面下の ”入力終了(次へ)” へ。


画像引用: 国税庁HPより

お? 数字が反映しております。

とまあこんな感じで進めて行きましょう。

 ※ 入力フォームの項目は、おおよそ申告ソフト等と同じ配列になっているはずですが、ユーザー環境によっては若干異なる事もあるようで・・ そういった場合は項目を間違えないよう、確認しながらの入力を。

次は減価償却費の入力に触れておきましょうか。

ここも減価償却費の青文字をクリックすると〜 減価償却費の入力画面へワープします。

ちなみにこの画面で減価償却資産の入力は 画面上部の ”新規に減価償却資産を入力する” ボタンから行います。

 ※ ”減価償却費の計算がお済みの方用” という入力欄も御座いますが、こちらは通常使わず、心当たりない場合は、また一般は上部の新規入力からの入力とお考えください。

なんだか細かい入力画面に来ましたが、

ここは、これも決算書のひとつ ”減価償却費の計算” を元に入力して行くことになります。

なお入力は、おおよそ決算書を見れば問題ないはずですので、、 ここら辺り細かい部分は割愛ということで。

入力が済みましたら ”入力終了(次へ)” へ。

 ※ 資産が複数の場合は、資産の数だけこの入力を繰り返して行きます。
 ※ ご利用の申告ソフトによっては、この作成コーナーで算出(自動計算)された数字と申告ソフトで出力された数字とが異なる場合もあるようですが、基本的には作成コーナーの方が正しい数字となりますので、お心当たり御座います場合にはソフト側で修正し直すなどのご対応を。(おそらく決算書から作成し直しになるかもしれませんが。。)

さらに各確認と全入力も終わりましたら〜 ”入力終了(次へ)” から元の画面に戻りましょう。


画像引用: 国税庁HPより

お! ばっちり反映されてますね。

後は・・・

こんな感じかな。

なお、入力欄中央以降は任意で科目などを手入力&選択するようになっておりますので、


画像引用: 国税庁HPより

必要に応じ各選択や任意で入力して行くなどしてご対応を。(該当項目が無い場合には、上記画像のように手入力で項目を作ってやればOK)

 ※ ゼロの科目までは手入力する必要はありません。逆に入力しているとエラーになりますので要注意。

損益計算書、出来上がりましたか?

手持ちの決算書と数字を照合するなどして確認し〜 問題なければ ”入力終了(次へ)” へ。

決算書入力はじめの画面に戻り、先ほどまでに入力した内容も反映しているかと思われます。

一応これで損益計算書の入力は終わりです。

数字等に問題なさそうであれば ”入力終了(次へ)” から先へ進みましょう。(決算書はまだまだあります)

なお決算書入力の作業もまだ途中ですが、ページもそろそろ長くなってまいりましたので〜

ここら辺りでデータ保存するなどして、一旦休憩でも。

また続きは ⇒ 決算書の入力編A にて。

 ※ ちなみにデータ保存の際、ファイル名が同じものであれば既存データの上書きになりますが、(基本的には上書きで問題ありません) もし過去の入力経緯を細かく残しておきたいなどで上書きしたくない場合には 個別に保存ファイル名を変更するなどしてご対応ください。

とまあこんな感じで、損益計算書までの決算書入力編。

以上参考までに。


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