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   【 請負業 】
   (2008年11月 更新)

   SOHO系の個人事業者には、特定の業者さんや個人の直接オーダーなど、「請負」という形でお仕
   事をされている方も多いのではないでしょうか。

   「⇒ ソフトウェアの開発」や「ホームページ制作」等も請負業に該当しますね〜 ^^

   ・・・で、
   これから「請負業」を開業して、帳簿をがんばるぞーーー!!! 
   という方には、とても注意してもらいたい事があります。

   それは 「売上げ計上」と「費用計上」。
   商品を売り上げるタイミングと、必要経費となる費用を計上するタイミングです。

   「請負業」は、業務の依頼から納品まで多少の時間が必要な業種です。
   ホームページの制作業務であれば、
   「ホームページの作成依頼」 ⇒ 「受注」 ⇒ 「ホームページの制作」 ⇒ 「納品(売上げ)」 ⇒ 「入金」
   ・・・といった流れになります。

   先ずは 「売上げ計上」。

   売上げのタイミングは、「売上げが上がった〜!」編で解説させて頂いているように、全ての制作業
   務が完結し、お客様に 「納品」したピン・ポイントが 「売上高」の計上ジャスト・ナウです。
   納品前に入金してもらっても、売掛で1ヶ月後に入金される場合も 「納品」が基準タイムです。

   そして 「費用計上」。

   これはかなり重要ですので、帳簿ビギナーの方は十二分に理解しておきましょう〜 ^^)/

   「請負業」という職業柄、請け負った仕事を遂行・制作し、製品・商品を納品するまでに支出した費用
   (商品の制作等に直接的・間接的に費やした額)は、売上げが上がらないかぎり 一切経費(必要経
   費)となりません

   これが請負業の会計原則です。

   例えば・・・、
   制作に必要な外注費や専属社員の給与、消耗品費などといった費用は、制作した商品が納品され
   てからはじめて必要経費として認められます。
   (※ 支出した金額の全てが制作に直接必要な費用でなくても、どれだけ制作に係ったか・・・という
      のを基準に、時間的や規模的な按分も考えなければいけません。

   ・・・という事は、
   制作期間が決算をまたぐ場合には要注意ですね〜 ^^)/

   2008年10月1日に制作の依頼を受け、翌年2009年の2月1日に納品した場合には、2008年度中に支
   出した制作費等の総額は 2009年の事業年度の必要経費になります。
   請け負っている仕事が制作途中のまま決算を迎えた場合には、制作中のお仕事に支出していた制
   作費用は 「仕掛品」等として振替仕訳 & 資産計上しないといけないですね〜 ^^
   (年度末において資産計上された分は、当期の必要経費とはなりません)

   厳密に言えば、電気代や家賃などといった間接的費用もでしょう。

   ただ、請負業・・・といっても、事業内容や事業規模も様々です。
   長期に渡る大掛かりなビッグ・プロジェクトを請け負っているような事業者であれば、建設請負業と同
   じような難しい会計になりますし、月毎で報酬を貰っているフリーライターのような請負業をなさって
   いる方であれば、制作費や売上原価・・・といった費用まで細かく考える必要はないと思います。

   SOHO系の方は特に、自宅を拠点として ひとりで営業活動から請け負った制作業務まで行う事も多
   く、事業内容・規模によれば、経常的かつ継続的な家事関連費は、記帳の一貫性ルールによって支
   出時の経費となる可能性もあるでしょう。

   請負業と一言で言っても、会計・経理の処理はかなり多種多様です。
   請負業の会計については、専門分野の書籍などで勉強されたり、最寄の税務署や税務相談へ必ず
   相談される事を強くオススメします!

   費用の計上タイミングが違えば税額も当然変わりますので、後々になって税務署にチェックされ指摘
   された場合には、大々的な修正申告 → 追加納税 となる可能性は大ですから・・・。



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